ボディの塗装が終わったあと、カムカバーの塗装に入ります。
カムカバーを外し、今のべったりとした塗装を剥がしていきます。
結晶塗装を施し、“Maserati”の文字を磨き上げて浮かび上がらせます。
かつてスターリング・モスもステアリングを握ったレーシングマセラティ450S、
その名車の血筋であるGhibli故、レーシングカーのエンジンにふさわしい
仕上げになるといいのですが。
私が一生懸命(笑)磨いているのはフロントグリル。
リアは錆で再メッキやむを得ず、だったのですが
フロントは状態も良く、外せるモノを一通り外して
研磨材で磨き上げました。
本来プロがやるべき所なんでしょうけど、
好奇心旺盛の私はプロの仕事場にお邪魔して・・・
夢中になること2時間、見事に輝きを取り戻しました。
悩みの種。
キャレロ製のウインカー。
一部割れ、くすみ・・・
新品に替えるべきかどうするか。
新車のように美しくするレストアよりも、
むしろ当時のモノを磨き上げて出来る限り長く使ってあげたい、
という思いが強いのです。
まして自分で汗を流して輝きを取り戻したパーツには、
不思議と愛着が湧いてきます。