7月22日~25日にお台場で開催された東京コンクール・デレガンス2010にMCJから4台の希少なMaseratiがエントリーした。
こちらは、ご存知Boraは1975年製のMaserati初の市販ミッドシップカーは、スーパーカー全盛時代に一世を風靡したGiugiaroがデザインした一作。MCJ会長が所有する貴重な一台である。
そして、こちらは少し時代を遡り、Boraと同じくGuigiaroがデザインしたGhibliは、68年にイタリアから新車で日本にきたもの。最近オリジナルカラーに戻された。標準の4.7LV8よりさらにパワフルな4.9Lエンジンは、現在に例えればGranTurismoSと同等な存在だ。あの伝説のテストドライバーであるベルトッキがステアリングを握り、1台1台個別のセッティングを施す逸話も残されたK氏が所有する貴重な一台である。
Maseratiがはじめてロードユースも視野に入れて作られたマシンが、このA6-1500Pininfarinaだ。
戦後間もない49年に作られたグランツーリズモだが、むろんこの時代はほとんどがハンドメイドであり、このPininfarinaモデルの他に、前回グランプリを獲得したVignaleやZagato、Fruaなど同じ仕様のマシンは1台もない。(エレガント・クローズドカー賞車両)
本邦初公開!!!!
A6GCSはヘッドライトは中央に1つ。創始者Maserati Fratelli(兄弟)の血が通った、もっとも限りなくフォーミューラーカーに近いマシンだ。プライベートマシンとして、あのアスカーリやヴィロレーシもドライブしたのだ。