トリノで行われているL'EVOLUZIONE DELL'AUTOMOBILEで、Carlo Biscaretti国立自動車博物館所有のMaserati 26Bが展示されている。
Maserati社の創業は1914年、しかしMaseratiの名を冠した車両の登場は、それから10余年待たなければならない。1926年のtipo 26が、実質的なMaseratiの第一号車になる。展示されてているtipo 26Bは、tipo26を改良し、ポンテベッキオのボローニャ工場で製造されたたもので、Alfieri Maseratiのドライブによって1927年のTargaFlorioに出場した。この時代にも関わらず、2L直列8気筒、スーパーチャージャー付きで既にツインカムヘッドが与えられた超高性能エンジンで、155馬力を発した。720kgという軽い車重から、最高速は180km/hに達したという。翌年の1928年にはイタリア選手権をErnesto Maserati, baconin Borzacchiniなどのドライブによって制し、Maseratiのレジェンドそのもののマシンである。
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